教室に通ってくれている女の子が「おじいちゃんの家に1玉が5つあるそろばんがあるよー!」と言いに来てくれたので、実物を見た事がない私は「見たーい!」と言うと、後日教室に持って来てくれました。
ずっしりとしていて、珠が大きくて、使用感たっぷりの5玉そろばん。
昭和30年代まで5玉そろばんは使われてたと言われてます。
持ってきてくれた女の子のおじいちゃんが使われていたんでしょうね。
使用感があるそろばんで、時代を感じました。
5玉そろばんを見た後、私も他の子達も同時に「どうやって使うの?」という疑問。
みんな???の状態だったので、授業後に調べてみました。
1玉が1つ多いですが、一番下の1玉は基本使わなかったそうです。
これにはビックリしました!
元々は中国から伝わったものだそうです。今は1の位が9なら+1すると9取って10入れますが、5玉のそろばんは、一度1の位に1を入れて10にし、確認してから1の位の10を払い、10の位に1を入れてたそうです。
あんまり合理的ではないので現在は4玉が使われるようになったそうです。
なるほど〜合理的では無かったんですね…でも10や5のお友達は使わないので、入れ間違いは減るのかな。
昔は商売で使用していたそろばん。
間違えてはいけないので、5玉そろばんで確実に計算をされていたのでしょう。
時代は進み計算機が発明され、今は習い事としてそろばんがあります。
現代のそろばんは、速さを求めるようになり4玉そろばんに…
昔の物には無駄がないと思っています。その形には必ず意味がある。
この先何十年も残っていて欲しいと思いました。